オカンとファッションの可能性

d0160611_14035859.jpg
このバラのモチーフを斬新なセーターにまとめてしまえるデザイン力が素晴らしい!

ファッションデザイナー 村上亮太さんの作品です。

先日、購入した編み物雑誌「毛糸だま」に編み物男子としてご登場♪

村上さんの服作りの原点が綴られていたのですが、
そのストーリーにとても感動したのでここでもご紹介させていただこうと思います。

(以下、雑誌毛糸だまNo.167 P50.51 より抜粋)

「オカンはよくニットを編んでくれて、既製の服にも大きなモチーフやレース編みを付けてくれていました。
僕にとっては普通のことでしたが、小学3年生の時に転校先でその服をバカにされて・・・
登校拒否になりました。
そして登校拒否の原因が自分が作った服だったと知ったオカンは服作りをやめてしまいました。」

この経験で自分は人とは違う服を着ていることに気づき、これを気に服に興味をもち
デザイナーになるべく服飾専門学校へと進み今に至ります。

その中で自分の服とは何かと自問を繰り返すようになり
たどり着いたのは決していい思い出でないはずのお母さんの服でした。

「この歳になると、いとおしさが感じられて。僕にしかしらないものだと気づきました。」




どうですか!?いかがでしたか!?

私はデザイン=機能的なもの・鮮麗されたもの、しか頭になく
愛情から生まれてきたデザインという物に事にとても感動しました。

いろんな事を考え直させられるこのお話し。

編み物雑誌にだけ留めておかず、お子さんも交えて、皆で読み考えたいですね。



村上さんが小学生当時に着ていたお母さん手編みのセーターがこちら。

d0160611_14301294.jpg
愛おしいわが子へ!命一杯楽しいデザインを!

というか、私はお母さんの編み物の腕前の凄さに驚きです~☆

オートクチュールという言葉がピッタリな完成度ですよね!!


デザイナーとして出発をされた村上さん、お母さんが作ってくれた服を目指すもなかなか
デザインが思い浮かんできません。

そこでお母さんにデザイン画を依頼されることになります。


お母さんの純真無垢なパンチのきいたデザイン画が到着☆

d0160611_14382320.jpg
お母さんの発想がなんて乙女で可愛いんだろう!って思いました。

そしてこの自由なアイデアを形にする村上さんは凄い!凄い!

一時は手作りの服で心を痛めてしまったお二人ですが
今は幸せオーラ満開に感じます。


「オカンは芸術がわからなかったそうですが、服作りに関わるようになり絵も音楽も
自分たちを表現する場なんだと気づいたらしくて。
もっといろんなものを見たいと60歳を前に言うので、自身のブランドの活動も海外を視野にいれて、いろんなものを見てもらえる環境にと思っています。」


お母さん。。。幸せだなぁ~。。。

こんな大きな夢にのせてもらって!

と、思っていたら、これ夢じゃないんですって。

すでに海外のコンペやブランドから依頼がきていてもはや現実の話なのです。

最先端のファッションを学びながら、誰もが知る、お母さんの手作りに端を発してる。

ここまでくると凄すぎてもう言葉がありません^^;

d0160611_14552399.jpg
アイドルの衣装を手がけたり、イタリア・ミラノの百貨店のディスプレイ担当をしたりと
多岐にわたり大活躍されている村上亮太さん。

いつか村上さんの作品を直に拝見してみたい~~!


と、私は鼻息荒く今日からまた麻ひもバッグを編みだしました^^

今は編むことだけに必死ですが、これからは私のデザイン、私の編み物、を考えていこうと思います。


[PR]
by atelier223 | 2015-08-15 15:13 | ニットスタジオKAGI

<管理人Yasue> 夫は日々富士山を撮影に、妻は麻ひもバッグを編みながら犬の世話を。


by yasue
プロフィールを見る